【2024年11月版】Shopify最新アップデート ー注目機能ー – 株式会社飛躍 | Shopify Plus Partners

無料セミナー開催中!詳細はこちら

ALL CLOSE
【2024年11月版】Shopify最新アップデート ー注目機能ー
コラム

はじめに

皆さん、こんにちは!今月もShopifyの最新アップデートをお届けします。
この記事では、Shopify Changelogにて発表されているShopifyのアップデート情報を、Shopify Plus パートナー企業で働く新入社員として、読者の皆様に寄り添った形でわかりやすい解説をしていく、という趣旨となっております!

Shopifyの新機能やアップデート情報は英語で発信されることが多く、「日本語で分かりやすくまとめてほしい」と感じた方はいませんか?

そんな声にお応えして、最新情報を日本語で噛み砕いて説明していきますので、ぜひご覧ください!
先月分のアップデートをまだご覧になっていない方は、こちらからチェックしてみてください!

※アップデート情報はShopify Changelogから引用しています。

アップデート内容

「ローカル顧客」へのマーケティング

Shopify POSと連携した「ローカル顧客(Retail-first customer segments)」のセグメント作成機能が追加されました。

これにより、実店舗での購入履歴や地理的な情報をもとに、特定のエリアや店舗で買い物をしている顧客だけを抽出できるようになります。
たとえば、「直近60日以内に店舗Aで購入した顧客」や「合計購入金額が一定額を超えているローカル顧客」など、細かい条件を設定したカスタマーセグメントをすばやく作成できるのがポイントです。

このセグメント機能を利用すれば、実店舗の販促キャンペーンを行う際に、店舗ごとにローカル顧客向けのクーポンやイベント情報を配布するといったターゲットマーケティングが簡単に実行できます。
オンラインストアと実店舗の連携がますます強化されることで、顧客データの一元管理やクロスチャネルでのマーケティング施策を効率的に進められるようになるのが、大きなメリットと言えるでしょう。

引用:Shopify Changelog

住所不備を自動チェック

Shopify管理画面上で注文に含まれる配送先住所を検証し、不備の有無を事前にチェックできるようになりました。

たとえば番地が抜けていたり、郵便番号が市区町村と一致しない場合などは、Shopifyが提案する修正候補をそのまま適用できるほか、手動で編集して正しい住所を登録することも可能です。
これにより、誤った住所へ発送してしまうリスクを低減できます。

ただし、海外住所など一部のケースではShopifyの自動提案を利用できない場合があり、その際には手動で修正したり、顧客へ問い合わせたりする必要があります。
また、より精密な住所検証を行いたい場合は、住所バリデーション専用のサードパーティアプリとの連携を検討することも有効です。

今回のバリデーション機能によって標準的な住所不備は減らせる一方で、地域やシチュエーションによってはマニュアル対応や外部アプリの活用が不可欠となる場面もあるため、運営フローに合わせた使い分けが重要になります。

引用:Shopify Changelog

複数通貨による入金処理が可能に

こちらの機能は日本では未対応ですが、今後対応することを期待して紹介します。

Shopify Paymentsを利用して海外のお客様からの売上を、複数の通貨でそのまま受け取れるようになりました。
たとえば米ドル(USD)やユーロ(EUR)など、各国の通貨ごとに専用の銀行口座を登録しておけば、Shopify上で自動的に通貨別の入金処理が行われます。
これにより、海外進出をしているストアでも柔軟に資金を管理できるだけでなく、通貨両替手数料や為替レートの差を気にする手間を軽減し、より安定的なキャッシュフローを維持できるようになります。

ただし、登録していない通貨で受注した場合はストアのメイン通貨に換算される仕組みのため、通貨両替手数料や為替レートの面で注意が必要です。(現状の日本ストア同様の処理です)
また、複数の通貨で売上を管理する場合、会計処理やレポートが複雑化する可能性もあるため、外部の会計ソフトやエキスパートとの連携を検討するのも有効です。

複数通貨でのペイアウト機能は海外ビジネスを加速させる大きなメリットをもたらす一方で、運用体制やコスト管理の見直しも求められるため、店舗ごとの状況に合わせて最適な運用方法を探ることが重要になるでしょう。

引用:Shopify Changelog

Shopifyの商品分類がより正確に

先日(9月分アップデートまとめ)紹介した、デフォルトカテゴリーの種類が増え、さらに細かく商品を分類できるようになりました。
このアップデートにより、「商品に適したカテゴリーが見つからない」という可能性が少なくなりました。

実際にどのようなカテゴリーが準備されているのか確認したい方はこちらをご覧ください。(24/11時点)

引用:Shopify Changelog