導入
皆さん、こんにちは!
このブログでは、Shopify 公式から発信されるアップデート情報を、Shopify パートナー企業で働く新入社員の視点から、わかりやすく噛み砕いてお伝えする。という趣旨になっております!
こんな方におすすめの記事です。
- Shopify ThemeをAIで作る試みをしたい方
- 下書き注文をよく使う方
アップデート内容
Shopifyテーマ を AI で作成
Shopifyテーマ を AI で作成できるようになりました。
実際に試してみたところ、新しいセクションや機能まで作成してくれる訳ではありませんでした。
Shopify デフォルトのテーマである「Dawn」を基に、テーマ全体の色味やセクションの細かい設定、テキストフォントを指定のイメージに自動で設定してくれる。と言った感じでした。
入力したキーワード通りのデザインを出力してくれますが、現状は有料テーマから自身のストアに適したテーマを探すのが良いかと思います。
しかし、今後の Shopifyテーマ の可能性を感じる面白いアップデートかと思います。
その他ポイント
- 現時点では AI 作成のアプデが入っているストアと入っていないストアがある。(順次対応?)
注文の編集が快適に
UI・UX の向上により、直感的に注文の編集が可能になりました。
機能が追加されたわけではないのですが、補足としてどのような編集が可能かご紹介します。
注文詳細の画面を開き、左上に注目すると「編集」というボタンがあります。
そちらをクリックして注文の編集が可能になります。
各要素の説明
- 商品を追加:商品をフリーワードで検索、選択、追加できます。
-
カスタムアイテムを追加:”ストア内に存在しない”アイテムを自由に追加できます。
- 記入する項目:「アイテム名」「価格」「数量」「課税対象(y or n)」「配送が必要か(y or n)」
- 決済:編集時の内訳が表示されています。
- 編集の理由:入力した内容が注文詳細のタイムラインに表示されます。
ちなみに、例の画像では見慣れない通貨になっていますが、編集前の注文で使用された通貨に基づいて編集されます。
「ブログ」の執筆場所が移動した
「ブログ」を執筆する場所が、「コンテンツ」タブの中に移動しました。
管理のしやすさを向上するためのアップデートですが、こういった Shopify 管理画面のアップデートは案外行われております。
(以前は、ストアのヘッダやフッタを設定する「メニュー」が「オンラインストア」>「コンテンツ」へ移動しました)
「下書き注文」一年間を過ぎると自動削除
作成してから1年以上が経つ「下書き注文」は自動削除されるようになりました。
ただ、注文を編集することで1年間のタイマーはリセットされるので、1 年以上の期間が必要な方も問題ないかと思います。
その他ポイント
- 削除される下書き注文は、2025/4/1 以降に作成された注文に限る
まとめ
AIによるShopifyテーマの作成に関するアップデートには、技術的な興味深さと同時に、Shopifyパートナーとしての危機感も覚えました。
現時点ではDawnテーマのスタイルを自動で適用するレベルにとどまっていますが、今後はユーザーが入力したイメージに基づいて、セクション単位でのテーマ構築まで実現される可能性があると感じています。
サイト構築の工程すべてをAIが担う未来が、着実に現実のものとなりつつあります。
ShopifyとAIの進化の行方には、今後も注視していきたいと思います。