はじめに
皆さん、こんにちは!今月も2024年10月に発表されたShopifyの最新アップデートをお届けします。
Shopify Plus パートナー企業で働く新入社員として、読者の皆様に寄り添ったわかりやすい解説をしていきたいと思います。
Shopifyの新機能やアップデート情報は英語で発信されることが多く、「もっと日本語で簡単にまとめてほしい…」と感じる方も多いのではないでしょうか?このブログでは、そんな皆様の声にお応えして、最新情報を日本語で分かりやすくまとめています。
10月のアップデートは、使える機能が少ないと感じるかもしれません。しかし、皆様のストア運用が便利になるような情報を厳選してお伝えしています。アップデート内容の濃さにはムラが出てしまうこともありますが、今回も役立つ情報をピックアップしましたので、ぜひ最後までお読みください。
前回の9月分のアップデートをまだご覧になっていない方は、こちらからチェックしてみてください!
※アップデート情報はShopify Changelogから引用しています。
アップデート内容
POS未確認商品の返品に対応
この機能は、Shopify POS(Proプラン限定)を導入している方にご活用いただける機能です。
返品対応の際、購入が確認できない商品の返金(ギフトカードのみ対応)が可能になりました。
通常、POSで返品処理を行う場合、購入時のレシートや購入履歴が確認できることが必要でした。
レシートや証拠がない場合、店舗によっては返品を拒否するか、店長や上司の判断で例外的に返品を受け取るケースもありましたが、正式にPOSシステムでの処理ができていなかったため、在庫調整やレポート上の管理に影響が出ることがありました。
これが未確認の商品の場合でも、ギフトカードを利用した返金が可能になり、在庫への影響もなく返品処理ができるようになりました。
※返金方法
ギフトカードのみで、デジタル・物理カードどちらも対応可能
Tap to Payの利用可能国が拡大
こちらの機能も、Shopify POSを導入している方にご活用いただける機能です。
残念ながら日本には対応していない機能ですが、対応国が広がったことのアップデート内容になります。今後の日本対応に期待し、どのような機能かを簡単にご紹介します。
店舗にて、カードリーダーなどの専用端末を用意することなく、iPhoneやAndroidを使ってタッチ決済を受け付けることが可能になります。
これにより、小規模店舗やポップアップストア、移動販売など、柔軟な決済手段を必要とする事業者にとって、利便性の向上が期待できるかと思います。
通常のPOSシステムは、専用の決済端末を購入するための初期費用や、端末の管理コストが発生していましたが、Tap to Payでは専用のアプリを店舗スマートフォンにインストールするだけでタッチ決済を可能にします。
※対応決済方法
Apple Pay、Google Pay、各種タッチ決済対応クレカ、QRコード(例:PayPay)
引用:Shopify Changelog(iphone)
引用:Shopify Changelog(Android)
補足
機能について調べているとよく出てくるのが、「日本対応」「アメリカ対応」など「どこどこ対応」ということです。しかし一つ疑問が湧きます。
何を持って、
「対応している国」になるのか?、アメリカに店舗があればいいのか?
です。
結論、Shopifyに登録している「ストアの本拠地」になります。
そのため、日本を本拠地として登録していて、アメリカに「ロケーション」がある場合では「アメリカ対応」の機能は使えないということになりますので、ご留意ください。
まとめ
今月のアップデートはいかがでしたでしょうか?
正直なところ、今回は使える機能が少なくて少し物足りないと感じたかもしれません。
Shopifyは北米発のサービスであるため、最新アップデートは「北米のみ対応」となることが多いのが現状です。
ですが長期的な視点で見ると、便利な機能や改善が日本にも導入される可能性が十分にあります。今後に期待し、皆様にとって価値のある情報をお届けできるよう努めてまいります!
皆様のお役に立つ情報をお届けできれば幸いです。
ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。